自宅で大麻を所持したとして、大麻取締法違反罪に問われた大阪府立福井高校の元教頭、小島靖司被告(49)=大阪市東成区、懲戒免職=の初公判が11日、奈良地裁(畑口泰成裁判官)で開かれた。小島被告は「間違いありません」と起訴内容を認め、検察側は懲役6月を求刑。弁護側は寛大な刑を求め、即日結審した。判決は18日。
検察側は冒頭陳述で、小島被告が平成18年以降、「大麻の吸引を70〜80回、繰り返していた」と常習性を指摘。小島被告は被告人質問で「大麻を学校に持っていった」と認めた。
この後、検察側は論告で「生徒を教える立場であったのに、規範意識の鈍磨が著しい。中高生への薬物蔓延(まんえん)が社会問題となるなか、厳しく処罰されるべき」と指摘。一方、弁護側は「真摯(しんし)に反省している」として情状酌量を求めた。
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