こう見えても、薬剤師なんです。

p03nkink.exblog.jp
ブログトップ

<   2010年 02月 ( 23 )   > この月の画像一覧

夫婦別姓 異論なんの 首相後押しで成立へ突進(産経新聞)

 ■勢いあるうち… 焦るリベラル派

 政府が選択的夫婦別姓制度導入のため、民法改正案の今国会提出に向けた動きを本格化させている。法務省はすでに法案を民主党に提示し、3月中旬の閣議決定を目指す構えだ。鳩山由紀夫首相や小沢一郎幹事長らの「政治とカネ」問題で内閣支持率は下落を続けており、参院選で民主党が苦戦すれば、法案成立のメドは立たなくなる。「勢いのあるうちに」と一気呵成(かせい)に成立を狙う政権内のリベラル勢力の思惑が見え隠れする。

 法務省は24日の政策会議で民法改正案を議題とすることを23日になって急遽(きゅうきょ)通知した。直前の議題変更だったが出席議員は23人。普段の政策会議は10人に満たないこともあるだけに、関心の高さをうかがわせる。

 「さまざまご意見があることは十分承知しております」。冒頭で法務省の加藤公一副大臣は低姿勢であいさつしたが、加藤氏らが法案説明しただけで意見交換は見送り。「はっきりと反対意見を言いたい」(若手)と意気込んでいた議員は肩すかしを食らった。

 民主党内にも選択的夫婦別姓の反対論者は少なくない。渡部恒三元衆院副議長は、24日の講演会の出席者から夫婦別姓を「家族の破壊ではないか」と問われると、「百パーセント同じ考えだ」と断じた。平田健二参院国対委員長も24日の記者会見で、党議拘束をかけずに採決するのが望ましいとの考えを示した。

 国民新党も24日、夫婦別姓反対などを柱とする「本格保守」を掲げて次期参院選を戦う方針を確認。森田高参院議員は「心から反対だ。この思想の源流はレーニンだ」とも強調した。

 にもかかわらず、政府は今国会への法案提出姿勢を変えていない。首相が16日に「私自身は前から基本的に賛成だ」と述べたことが、推進派を勢いづかせたようだ。

 千葉景子法相は18日の男女共同参画会議でも「今国会での進展を目指したい」と表明。衆院法務委員会の民主党筆頭理事、石関貴史衆院議員も国対幹部に今国会提出を強く働きかけている。社民、共産両党ももろ手を挙げて賛成している。

 平成8年に法相の諮問機関が選択的夫婦別姓導入を答申して以来、民主党は民法改正案を提出し続けてきた。今夏の参院選で改選を迎える千葉氏には、選挙戦で法相としての“成果”をリベラル勢力に訴えたいとの思惑もありそうだ。

 だが、先の衆院選の民主党のマニフェスト(政権公約)には「夫婦別姓」の記載はない。3月20日には、ジャーナリストの櫻井よしこ氏らを呼びかけ人とする5千人規模の反対集会が予定されており、今後も国民的議論を呼びそうだ。

【関連記事】
夫婦別姓 考えたい子供への悪影響
選択的夫婦別姓「絶対に反対」 亀井代表、改めて表明
選択的夫婦別姓は「悪影響」 議員連盟「創生『日本』」
首相発言「大きな後押し」 夫婦別姓で法相
鳩山首相、選択的夫婦別姓「私は賛成」

大分の強盗殺人、無罪「自白の信用性に疑問」(読売新聞)
自民、審議拒否を続行 「子ども手当」法案、午後に審議入りへ(産経新聞)
<羽田空港>濃霧で82便欠航…2万人超に影響(毎日新聞)
月給減少率、過去最大の1.5%=4年連続マイナス−09年厚労省調査(時事通信)
<織田信長>公居館跡地に「手水」の穴 岐阜市教委(毎日新聞)
[PR]
by iqoichcaxx | 2010-02-26 22:05

「ひとつ飛ばし勤務」、看護師の半数が経験(医療介護CBニュース)

 3交代制のシフトを組む病院で、帰宅から6時間以内に再び出勤する「ひとつ飛ばし勤務」をしている看護師が全体の約半数に上ることが、財団法人労働科学研究所が行った実態調査で明らかになった。「日勤・深夜勤」と「準夜勤(夕方から深夜)・日勤」の組み合わせは月平均4.4回で、常態化している現状が浮き彫りとなった。

 調査は2008年末から昨年2月にかけて実施。自治体病院を中心に、1万人の看護師の労働環境について調べた。有効回答は7081人。

 夜勤体制については、3交代制が66.5%と最も多く、次いで2交代制(11.7%)、当直制(5.8%)などの順。3交代制の夜勤回数は月平均8.4回で、2交代制では月平均5回だった。3交代制で働く看護師4616人に対し、シフト上でひとつ飛ばし勤務があるか聞いたところ、49.5%が「ある」と答え、「ない」の31.9%を上回った。残りは無回答だった。


【関連記事】
72時間ルールの緩和措置、「極めて遺憾」―日看協
特別入基料の要件に追加項目を―自治労
夜勤72時間ルールの“救済案”、「根本的な解決にならない」―日医・中川常任理事
【中医協】「夜勤72時間ルール」で四病協のアンケート結果を報告―西澤委員
看護職のワーク・ライフ・バランス推進でフォーラム

華やかに春を待つ お水取り彩る「花ごしらえ」(産経新聞)
<普天間移設>名護市長が首相に「海にも陸にも造らせない」(毎日新聞)
郵政民営化の危機=自民・中川氏(時事通信)
女性のスカート内盗撮=容疑でNHK職員逮捕−警視庁(時事通信)
<火災>住宅全焼 61歳女性が不明に 埼玉・毛呂山町(毎日新聞)
[PR]
by iqoichcaxx | 2010-02-25 20:50

【こんな主婦?あんな主婦!】小学校入学時の不安は?(産経新聞)

 子供が小学校入学を控えた母親が不安に思っていることを聞いたところ、トップ3は「犯罪や事故に巻き込まれること」(96.5%)、「友達とのかかわり方」(80.5%)、「勉強習慣のつけ方」(64.8%)でした。入学に伴って子供の行動範囲が広がり、所在がつかみにくくなることが一番の心配であることが分かりました。

 子供が小学校に入学する際に、「防犯ブザーを持たせたい」と思っている親は97.7%。一方、約半数の親は「防犯ブザーを持たせていても、いざというときに子供を危険から守れない」とも回答。主な理由は「鳴らしても助けてくれる人がいるとはかぎらない」(96.3%)などが挙がりました。

 親が子供の防犯用品に求める機能は、親に居場所を知らせる機能(GPS)が83.3%でトップでした。

                   ◇

 園児とママの情報誌「あんふぁん」と、特定非営利活動法人「子どもの危険回避研究所」が今年1月に実施した調査。回答数395人。

<設標船ほくと>最後のブイ交換作業を終える 引退へ(毎日新聞)
アメリカンなヤシ並木誕生へ 福生市(産経新聞)
他人名義の口座売ると宣伝=ネットに書き込み容疑の男逮捕−警視庁(時事通信)
「小沢家には『言い訳をするな』の家訓がある」 民主・平野貞夫氏(産経新聞)
<介助犬>役割や現状訴えるパネル展始まる 東京・千代田区(毎日新聞)
[PR]
by iqoichcaxx | 2010-02-24 13:20

<五輪スピード>高木選手が高校合格内定(毎日新聞)

 19日(日本時間)にバンクーバー五輪のスピードスケート女子千メートルに出場した高木美帆選手(15)=北海道・札内中3年=が、北海道帯広市立帯広南商高に、推薦入試で合格が内定した。

 応援でバンクーバーを訪れていた父愛徳さん(52)に同日、同校から札内中を通じ連絡があったという。帯広南商高は、高木選手の五輪出場に配慮し1カ月近く前倒しして推薦入試を実施していた。

 帯広南商高には、高木選手と一緒に3月の世界ジュニア選手権に出場するスケート選手の姉菜那さん(17)=2年=が通学しているほか、卒業生には高木選手と同じ幕別町出身で北京五輪陸上女子百メートルに出場した福島千里選手(21)=北海道ハイテクAC=がいる。

【関連ニュース】
バンクーバー五輪:警備機能している 組織委が釈明
五輪スピード:高木選手「空回り」 岡崎選手「次」に意欲
五輪フィギュア:高橋選手の母校で後輩ら応援 岡山
五輪フィギュア:明智光秀らの子孫も織田選手にエール
五輪スピード:高木美帆選手を同級生ら地元で声援

労組の違法献金「許されぬ」=鳩山首相(時事通信)
元Jリーガーを釈放=任意で捜査継続−警視庁(時事通信)
民家火災で2人死亡=老舗うなぎ店主と長女か−埼玉(時事通信)
ソーセージに禁止牛肉混入=オーストリア産豚肉を輸入停止−農水省(時事通信)
AEDの不具合疑い328件=01年以降で−消防庁調査(時事通信)
[PR]
by iqoichcaxx | 2010-02-23 09:11

<火災>住宅の一室焼け、女性死亡 大阪・西成(毎日新聞)

 18日午後10時35分ごろ、大阪市西成区松3、無職、松山ひとみさん(55)方から「こたつが燃えている」と119番通報があり、木造モルタル2階建て住宅2階の一室約10平方メートルを焼いた。2階から松山さんとみられる女性が見つかったが、全身にやけどを負っており、間もなく死亡した。

 大阪府警西成署によると、松山さんは妹と2人暮らし。妹は避難して無事だった。

【関連ニュース】
アパート火災:押し入れ付近からライター 東京で2児死亡
火災:住宅全焼 焼け跡に遺体 埼玉・毛呂山町
火災:2幼児死亡 「中に子供」叫ぶ母 東京・練馬
火災:住宅が全焼 82歳と79歳の夫婦死亡 三重・松阪
火災:大阪府立大学の部室棟燃える けが人はなし

山スキーの4人発見、自力下山=1人は病院へ−長野県警(時事通信)
<職能総合大学校>厚労相が売却方針固める(毎日新聞)
「一つの糧にして」=国母選手の騒動で−川端文科相(時事通信)
五輪スピード 「静と動」で初メダル…長島選手と加藤選手(毎日新聞)
青い森鉄道の申請許可=全国最長の地方鉄道に−国交省(時事通信)
[PR]
by iqoichcaxx | 2010-02-22 11:19

千葉大生殺害、荻野さんに「卒業証書」(読売新聞)

 千葉県松戸市のマンションで昨年10月、千葉大園芸学部4年荻野友花里さん(当時21歳)が殺害され、自室に放火された事件から4か月。

 17日、無職竪山(たてやま)辰美被告(48)(別の強盗強姦(ごうかん)未遂罪などで起訴)が強盗殺人などの疑いで再逮捕され、千葉大は、卒業間近に教師になる夢をたたれた荻野さんに「卒業証書」を贈ることを決めた。

 「農業高校の先生になりたい」。荻野さんは入学当初から、親しかった男子学生(22)に語っていた。「夢に向かって頑張っていたのに、どうして殺されなければならないのか」。この学生は無念さをにじませた。

 園芸学部(松戸市)の学生が教職免許を取るには、約30キロ離れた西千葉キャンパス(千葉市稲毛区)に通い、科目を履修する必要がある。荻野さんはアルバイトもしながら、あきらめずに単位取得に励んだ。

 「荻野さんは千葉大生であることを誇りに思っていたと、お父さんから聞いた」。菊池真夫・園芸学部長はそう話す。同大は3月23日の卒業式に合わせ、卒業証書に代わる卒業認定証を荻野さんの両親に贈る。

 両親は17日、県警を通じて「事件から4か月、やっと友花里の殺人事件で犯人を逮捕してもらい、友花里に報告しました。県警の皆さん、そして捜査に協力して下さった皆さんに心より感謝申し上げます」とするコメントを寄せた。

 一方、捜査関係者によると、竪山被告は一連の事件の被害者に対し「申し訳なかった」と、初めて謝罪の言葉を口にしているという。

3児死亡飲酒事故、被告と同乗者らを賠償提訴(読売新聞)
「守り」の党首討論に決意=鳩山首相(時事通信)
中原中也賞に文月悠光さん(時事通信)
檜原村長の敗訴確定=再雇用職員の賃金訴訟−最高裁(時事通信)
女性にわいせつ容疑 東急電鉄運転士を逮捕 警視庁(産経新聞)
[PR]
by iqoichcaxx | 2010-02-20 20:41

改修作業 2人切られ重軽傷 殺人未遂容疑 洋傘店経営者を逮捕 東大阪(産経新聞)

 19日午前11時50分ごろ、大阪府東大阪市足代の洋傘店で、「顔を刺された人がいる」と110番があった。布施署員が駆けつけたところ、店の改修作業をしていた男性2人が首や顔などを切られており、店の経営者が「包丁で切った」などと犯行を認めたため、殺人未遂の現行犯で逮捕した。男性2人のうち1人は首などに重傷、もう1人は軽傷という。

 逮捕されたのは、経営者の八木重一容疑者(74)。布施署や消防によると、八木容疑者は店の改修工事をめぐり、作業をしていた男性2人とトラブルとなり刺したという。八木容疑者は調べに対し「店にあった包丁で刺した」と話しているという。

 けがをした1人は60歳ぐらいで首やみけん、右肩を切られ重傷だが、命に別条はないという。もう1人は40歳ぐらいで、あごの辺りを切られたという。

 現場は近鉄大阪線布施駅の南西約100メートルの店舗などが並ぶ繁華街の一角。

千葉県北東部に暴風警報、高波にも警戒(読売新聞)
<シー・シェパード>メンバー1人が調査捕鯨船に侵入(毎日新聞)
捕鯨妨害で船籍国に対応要求=外務省(時事通信)
【元厚生次官ら連続殺傷 最終弁論(上)】被告は心神喪失か耗弱 弁護人、検察側鑑定を厳しく批判(産経新聞)
大統領と会談求めてない=小沢氏(時事通信)
[PR]
by iqoichcaxx | 2010-02-19 20:36

両親、元市職員らを提訴=3児死亡飲酒事故−福岡地裁(時事通信)

 福岡市で2006年、幼児3人が死亡した飲酒運転事故で、3児の両親が17日までに、車を運転していた元市職員今林大被告(25)=二審で懲役20年、上告=ら5人を相手取り、計約3億5000万円の損害賠償を求める訴訟を福岡地裁に起こした。提訴は5日と9日付。
 両親の代理人弁護士によると、今林被告のほかに、同乗男性2人と車を所有していた被告の父親に対し、慰謝料などを請求。また、飲酒検知前に水を飲ませた知人男性についても、200万円の賠償を求めている。 

【関連ニュース】
死亡ひき逃げ過去最少=大阪、愛知で大幅減
飲酒で免職、最多16人=警察の09年懲戒処分
「フリー」が期間限定びん=ハンドルキーパー運動を推進
飲酒運転で女性はねる=引きずりながらUターン
被害者参加、二審は実刑=死亡ひき逃げの男

「男としてダッセー」逮捕少年ブログ?…宮城殺傷(読売新聞)
<京王線>車庫で脱輪 30分の遅れ(毎日新聞)
<浮島現象>タンカーが汽車に 三重・鳥羽(毎日新聞)
作業中の船から転落し死亡 千葉・袖ケ浦市沖(産経新聞)
奈良の長谷寺で春を呼ぶ火祭「だだおし」(産経新聞)
[PR]
by iqoichcaxx | 2010-02-18 18:56

<岐阜県>職員の新規採用凍結を撤回…知事が組合に伝える(毎日新聞)

 岐阜県の古田肇知事が11年度から2〜3年間、県職員(一般行政職)の新規採用凍結を表明していた問題で、県職員組合に対し、古田知事が採用凍結を撤回する意向を伝えていたことが15日分かった。

 同組合によると、県と組合との団体交渉が12日にあり、出席した西藤公司副知事から「知事が凍結方針を撤回することを決断した」と伝えられたという。県職員組合の内記淳司・中央執行委員長は「雇用情勢が悪化する中、県が採用をやめるのは地域への影響が大きく、知事の判断を評価したい」と話した。

 古田知事は09年10月「約4500人いる知事部局の一般行政職員を3年で4000人程度まで削減したい」として、病院職員や警察官を除く一般行政職の採用を見送る意向を表明していた。

 県人事課によると、一般行政職の新規採用者は09年度採用は86人、08年度採用は78人、07年度採用は66人。11年度以降、どの程度の規模の採用になるかは不明。【山田尚弘】

【関連ニュース】
岐阜ヘリ墜落:知事が事故当夜に宴席 女性幹部との懇親会
第82回センバツ高校野球:大垣日大に吉報 知事・大垣市長、ナインにエール /岐阜
笠松競馬:ネット馬券など議題に 改善策話し合う−−推進協第1回会合 /岐阜
高山の防災ヘリ墜落:当日の酒宴、知事「会合は公務」 /岐阜
東海3県1市知事市長会議:次世代カー開発など連携して−−三重・伊賀 /岐阜

鳩山首相63歳「国民の幸せ感がプレゼント」 11日に誕生日(産経新聞)
首相動静(2月11日)(時事通信)
ごみ収集車など8400台リコール(時事通信)
与謝野氏、激しく首相追及「平成の脱税王だ」 衆院予算委(産経新聞)
昭和基地離れ、帰国の途に=51次夏隊と50次越冬隊(時事通信)
[PR]
by iqoichcaxx | 2010-02-17 19:49

【元厚生次官ら連続殺傷】最終弁論要旨「人間性を失っていない」(産経新聞)

 小泉毅被告の弁護人による最終弁論の要旨は以下の通り。

      ◇

 検察側は被告の動機を了解可能として死刑を求刑しています。言うまでもないことですが、死刑は究極の刑罰で、今回の被告には選択をためらうべき事情があります。

 弁護側は、被告は当時、妄想性障害を罹患(りかん)しており、心神喪失、あるいは心神耗弱だったと考えます。今回の動機は了解可能だったとはいえません。被告は一貫して愛犬が殺処分された恨みを動機に挙げていますが、このような動機は本人が死を覚悟しながら実行するにはあまりに奇異で了解可能とはいえません。

 愛犬が殺処分されたという状況にも本人と妹、両親には認識の隔たりがあります。両親も「当時、本人がそれほどまで落ち込んでいるとは分からなかった」と述べています。被告はあまりに過度なこだわりを持っており、両親、妹との温度差があります。あだ討ちの考えはその後の生活歴で作られたのではないかと思います。

 また、精神鑑定をした井原医師の主張はあいまいです。井原医師は愛犬のあだ討ちを了解可能としながらも、他方で社会への義憤も無視できないとかいう表現で、今回の動機が別にあるかのようなニュアンスを持たせています。にもかかわらず、どうして社会に対する義憤が犯行に結びついたのかは述べていない。むしろ踏み込まなかったとまで言っています。社会や世間に対する義憤を動機と言っても何も言ってないに等しく、そこからさかのぼらないと精神鑑定の意味を持ちません。

 井原医師は、動機がなぜ了解可能かという理由に「道筋がクリアであるから」と述べています。しかし、被告の考え方と行動の筋道はクリアとはいえません。今回の公判では動機は了解可能な形で出ていません。

 そこで、井原鑑定について述べます。鑑定は不完全なものでした。第1に、被告との信頼関係が築かれていないので、率直な気持ちが引き出せていません。第2に、井原医師は求める答えを引き出せなかったばかりか、不十分な鑑定しか行っていません。重要な点は副次的な結果しか得られていないということです。

 また、井原医師は公判で「被告人がさいたま(市)に来てからの10年について、無理に深入りしなかった」「密閉された空間、拘置所の中で被鑑定人(小泉被告)を怒らせてもしようがないので、執拗(しつよう)に聞くことはしませんでした」と述べています。しかし、高校時代までは邪心が全くなかったという被告が、大学に入学して以降や、何より、さいたまに来てからの10年間で何があったかが重要なのに、井原医師はそこに触れていません。

 弁護側は被告には妄想性障害の疑いがあると考えています。被告は今回の事件について「殺したのはマモノなので殺人罪は成立しない」と述べており、その態度はきわめて強固です。井原医師は小泉被告の復讐(ふくしゅう)心を「赤穂浪士の討ち入りや米大統領が対イラク戦争を開始する前に話した『悪の枢軸』発言と、同一線上にある」としています。しかし、それらと愛犬チロのあだ討ちが同一線上にあるといえるでしょうか。同一線上には論じられません。

 井原医師はインフォーマルな診断しかしていません。39ページの診断書のなかで、2行しか妄想性障害について記載していません。 裁判所は弁護人の鑑定請求について却下しました。公判前整理手続きでは明らかになっていなかった要素による請求でした。本件は特有の事情があり、死刑か、という究極の選択が問題になっていることからも、却下は不当であったといわざるを得ません。

 弁護側は、被告人は当時、妄想性障害に罹患していた可能性が高く、心神喪失、あるいは心神耗弱であったと主張します。

 次に、吉原靖子さんに対する「中止未遂」について述べます。吉原靖子さんが被告に刺された後、尻もちをついたことについては争いがありません。被告はその時間を2、3分としています。一方、靖子さんは「尻もちを付いた瞬間、手を軸にして回って、隣の部屋に飛び込みました」と話していました。しかし、当時の状況で、靖子さんが間髪入れずに体勢を立て直すのは信じがたいし、尻もちをついていた場所には大量の血痕がありました。これは家にあったどの血痕よりも多く、相応の時間その場にいたことになるので、被告人の方がむしろ正しいのではないかと思います。

 当時、被告人は玄関が開くと、直ちに靖子さんを突き刺しました。しかし、ここで被告人に予想外のことが起こります。靖子さんが命ごいをしたのです。被告人に「これは家政婦ではないか」という疑念が生じます。被告人は命ごいをしている姿を見て「心の中で葛藤(かっとう)があった。頭の中が混乱した」と言っています。被告は戸惑い、ためらい、混乱を感じて、刺すことが可能でも、(それを)しなかったというのが当時の状況です。

 検察官は「被告人が靖子さんを追いかけた」としていますが、被告人は本来のターゲットである健二さんが屋内にいるのかに関心があったのであり、靖子さんを追いかけたわけではありません。また、とどめを刺すことは可能だったのに、ここでも被告は躊躇(ちゅうちょ)しています。

 吉原靖子さんに対する殺人未遂については「中止未遂」が成立します。たとえ成立しなかったとしても、被告の心の揺れは被告人の人間らしさを表しています。死刑回避の理由になると考えます。

 被告の自首について、検察官は悔い改めた結果ではないと主張し、裁量的減刑の対象にはならないとしています。

 しかし、もし被告人が沈黙を保った場合、検挙に至らなかった可能性が高いです。被告人が出頭したのは裁判で主張するためです。しかし、出頭の際には何もかも話し、捜査を容易たらしめたことは間違いありません。自首による裁量減刑がなされるのが相当だと思います。

 最後に、被告人はその人間性を失ってはいません。犬を家族同然に思い、こと犬のことになると、被告人の攻撃性は萎(な)えてしまっています。建築会社の社長の家に行こうとしたときには、門に犬のシールがはってあったことから、家に入るのをやめています。また、靖子さんが犬好きだという証言を前にして、「当時は知らなかったし、今は考えないようにしている」と言っています。また、もし知っていたらという質問に対しては「前提も考えないようにしている」「黙秘します」と答えています。

 自らが黙秘するという姿勢の裏に、血の通った人間性を持っていて、それを押し込めているという、かたくなで切ない人間性を表していると思います。愛犬のチロのことを問われると、被告人はほおを殴打しながら涙を流して法廷で語りました。このときの心情が極めて純粋であることは供述から明らかです。被告の涙にウソ偽りはありません。被告人が力任せに、非情さを装っていることが垣間見えます。同じことは、例えば被告人が「鬼になろうとしたけどなれなかった」と話していることから分かります。

 検察官は被告人を「極悪非道」と言い切ります。しかし、被告人は無理をして極悪非道のふりをしているというのが正確です。被告人は弱い人間です。それは、吉原靖子さんの命ごいを前にしても明らかになっています。

 加えて被告人は親族に対する愛情を持っています。被告人質問の最後に次のように話しています。「もし家族が私のせいでつらい思いをしているなら、そのつらさをすべて私に渡してほしい」。

 被告人の言葉を型通り受け取って「極悪非道」というのは誤っていると思います。被告人は十分な人間性を有しています。被告人は、残された遺族のやりきれなさに気付くと思います。人間性の豊かさは死刑への選択を踏みとどまらせる事情だと思います。裁判所は死刑を選択することを避けるべきだと思います。

【関連記事】
元厚生次官ら連続殺傷 最終弁論(下) 「私は健常者」「愛犬のあだ討ちでき、ま・ん・ぞ・く」 最後まで独自論理を展開
「自らの命をもって償う以外にない」そのとき被告は体をねじり…
「“マモノ”は単なる悪態」被告の無罪主張を一蹴する検察官
元厚生次官ら連続殺傷 小泉被告に死刑求刑
元厚生次官ら連続殺傷 家族を失った思いは被告に伝わるのか きょう第6回公判 遺族ら意見陳述

休校や学級閉鎖、2週連続で減少=一部で季節性も、新型インフル−厚労省(時事通信)
遺体なき殺人 11年前にも別の殺人容疑、男4人を逮捕(産経新聞)
足利事件 検察側が無罪論告 菅家さんに謝罪(毎日新聞)
弁護士法違反で柔道整復師逮捕=資格なく示談交渉−埼玉県警(時事通信)
IMFなどに報告書提出=G20の政策相互評価で−政府(時事通信)
[PR]
by iqoichcaxx | 2010-02-16 20:13